「’09 グルっとまるごと栄村サイクリング」にPesce Grossoのメンバーと一緒に参加してきました。面子はYAN先生、画伯、ピエール君・まりこちゃん夫妻と私の計5人。もともとは私は参加する予定ではなかったのですが、かばさんの影武者として急遽参戦しました。
根性なしの我々は、もちろん110kmコースなど挑むわけもなく、宿泊45kmコースにチャレンジしてきました。45kmコースとはいえ、山を登らなければならないので、体重の重い私はみんなの足を引っ張るんじゃないかと心配でした。
「宿泊付」ということもあり、大会前日に出発した我々をまず迎えてくれたのは、
大渋滞
土日高速代が安くなったので、大量の車が・・・。受付時間まで間に合うのかと心配になるほどでした。さらに追い討ちをかけるように
大雨
が我々を出迎えてくれました。土砂降りで川も増水しニゴニゴでした。なんかサイレンも鳴ってるし。
現地到着後は、速やかに受付を済まし、いつもの観光コースのひまわり畑に行くこともなく、桃の予約だけをして定宿の「切明(きりあけ)リバーサイドハウス」へ直行しました。
宿に着いても、雨が止むまで何もできず。「明日こんな雨やったら、出場せず温泉に行きましょうね」などという話をしていると、雨が小降りに。夕食前でしたがようやく明日の準備に取り掛かることができました。
自転車組み立て後は、川原温泉を見に行こうという事になりましたが、寒かったので足をつかる程度でやめておきました。増水していたのでスコップ要らずでしたけどね。
夕食は評判どおり豪勢で、山菜尽くしでした。ヘルシーでおいしかったですよ。夕食後は軽く飲んだあと、明日に備えて早めに床に入りましたけどね。
さて大会当日。起床後天気は相変わらず雨が降っており、一抹の不安が・・・大雨というほどのものではなかったので「強くなったら温泉ツアーに変更」と言いながら、スタート地点へ。みんなの願いが天に届いたのか、スタートする頃には雨が止み、絶好のコンディションに。ただ、110kmコースは雨のため90kmに短縮されたとのこと。
雨が止んだとはいえ、気温も低く再び雨が降りそうだったので、アームウォーマーとレッグウォーマーを装着しレインコートをジャージの後ろポケットに突っ込んでのスタートでした。周りを見渡すと、重装備なのは私だけでしたけど、正解でしたね。
初めは山を登ることに対して、非常にビビッていた私ですが、いざ登ってみると思った以上に調子よく山を登れました。特にスタート直後の10%を超える坂で足を着かずに登りきれたというのは、ちょっと自信になりました。
体重の重い私にとってやっぱりトリプルギアというのが大きかったと思います。軽いギアでくるくるとペダルを回し、一定のペースで登っていくスタイルで何とか山をクリアすることができました。ただ、自分のペースで登ったため、みんなと離れ離れになってしまったのが反省点ですね。そんな余裕もなかったので次回は改善したいなと思います。
もう一つ大きかったのが、大会HPにUploadされていたGPSデータを使って、予めコースプロフィールを調べたことですね。
10.2km地点 ↑ 276m
15.5km地点 ↓ 350m
19.1km地点 ↑ 110m
24.1km地点 ↓ 336m
29.9km地点 ↑ 121m
38.5km地点 ↓ 297m
44.0km地点 ↑ 261m
46.2km地点 ↓ 143m
上記のデータをビニールテープに書いてフレームに貼り付けておきました。それにプラスしてコースプロフィールを縮小コピーしていつでも見られるようにしておきました。この準備によって「あと何km登らないといけないのかぁ」という不安を持つことなく、「あと何kmで坂が終わる」という前向きな気持ちで坂にチャレンジすることができました。なんせ暇ですから、このような小物を作る時間はいっぱいあるんですよね。(自分の分だけ用意してみんなの分を作らなかったのは反省されます。ここまで便利なものと思わなかったので・・・)
ただ、下りはね・・・怖かったです。初めはYAN先生のペースに付いていこうと思ったんですが、排水溝の蓋や雨の影響で後輪がずるずる滑りまくりました。それ以降は安全運転。40km/hって荒川で追い風に乗った時のスピードより遅いやん・・・まぁ、レースじゃないんで無理して怪我をしても仕方がないんでゆっくり走りましたけどね。もうちょっとライン取りは改善しないといけないですけどね。
今回参加してみて最もびっくりし、かつありがたかったのがボランティアの方々のご好意でした。
子供からお婆ちゃんまで、みなさん雨の中チェックポイント以外の場所にテントを張って、大会参加者に飲み物や果物、野菜に漬物などを提供されているんですよ!!皆さんから、この大会を成功させたい!!という熱意が伝わってきました。ほんと感動しましたね。
もちろん我々は全箇所制覇。どれも美味しいんですよね、これが。間違いなく消費カロリー以上の物を食った気がします。節目節目のところにいらっしゃるので、いい休憩にもなりました。
最後のさかえ倶楽部スキー場に向かう坂では、Pesce Grossoのメンバーはもちろんですが、それ以外の私の周りにいた参加者のほぼ全員が苦しんでいる中、ピエール君が飛ぶようにみんなをぶち抜いていく衝撃のシーンを見せつけてくれました。コンタドールのアタックについていけないっていうのはこんな気持ちなのかなぁ、やっぱりすごいなぁと思いながら、小さくなっていくピエール君を見送りましたけどね。(疲れていて写真を撮れなかった・・・)
結局休息ポイント以外では一度も足を着くことなく13時30分頃ゴールすることができました。実質運動時間は2時間40分程度なので、合計1時間弱休憩していたことになりますね。
思ったよりも体力は残っていたので、「意外に登れるやん、俺って」と自分を再発見。自分のペースで走っていけるのであればなんとか坂もいけそうですね。
来年も機会があれば参加したいですね。ただ100kmコースは遠慮したいですが・・・
最後に栄村のボランティアの皆様、大会運営事務局の皆様、運転できない4人を引き連れ一人で運転してくれたYAN先生、ありがとうございました。
雨だったのかぁ。景色を楽しめなかったんだね。
>スタート直後の10%を超える坂で足を着かずに登りきれたというのは、ちょっと自信になりました。
>「意外に登れるやん、俺って」と自分を再発見。
なんだかひと回り大きくなったよーな気がするなぁ。
カラダじゃなくてハートがね(^^)
充実感でいっぱいなんじゃないですか???
俺らのペースに合わせてくれるみんなの気持ちにも感謝感謝だよね。
雨の中、大変お疲れ様でした。
来年はぜひ、真夏の青空の下で臨んでおくれ!
登りではケイデンスを60rpm前後とペースは一定にして走りました。明らかにトリプルの威力が発揮されていますね。ダンシングはちょっと足に刺激を与える程度と極力使わずにしました。時速は10km/h前後でしょうか。その代わり心拍数は150?170bpmとちょいつらかったですね。
なるべく自分のペースで淡々と登っていったので、みんなよりちょっと速く登れましたよ。とはいえ他のメンバーを気遣う余裕もなかったので、その辺はピエール君にまかせてました。ぶっちゃけ自分の世界に入って現実逃避をしてたので周りが見えてなかったですが。
雨といっても、走っているときは時々パラパラ降っているって感じでした。逆に気温が低かった分体力がそんなに奪われなかったのかもしれませんね。
来年も参加する予定ですが、練習しなかったら今年ほど登れないと思うんですがね・・・